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「人権」って、何でしょう。

「人権」という言葉について、とても大切なことだとわかってはいるけれど「わかりにくい」、「難しい」、「自分には関係ない」と思っていませんか。人権とは、すべての人が生まれながらに持っている、自分らしく、幸せに生活するための基本的な権利。とても身近なもので、誰もが関わることでもあることを知っておくことが大切です。

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男女が対等なパートナーとして尊重し合える社会に

熊本県の女性の就業率は、全国的にも比較的高くなっていますが、出産・育児期には落ち込んでいます。その要因としては、育児負担が女性に偏っていることや、長時間労働等を前提とした女性が働きにくい就業環境などが挙げられます。仕事と家庭・地域生活の両立のため、就業意欲のある女性が継続して働ける環境の整備や、育児・介護サービスの充実を図るとともに、男性の家庭や地域生活への参画が可能になるよう働き方の見直しを進める必要があります。また、性差別意識や固定的な性別役割分担意識は、セクシュアル・ハラスメント(セクハラ)やドメスティック・バイオレンス(DV)など、女性に対する暴力や人権侵害につながっているともいわれています。

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家庭・学校・地域社会で子どもを守り、育てましょう

少子化の進行、家庭や地域の子育て力の低下等、子どもを取り巻く環境は大きく変化しています。家庭においては、経済的な問題や地域における人間関係の希薄化などに伴う育児不安や育児ストレスの増大等により、児童虐待問題が深刻化しています。学校においては、いじめや不登校、中途退学等の問題への解決に向けた取組みがなされています。子どもの人権を守り、子どもたちが社会的に自立していけるよう、保護者だけが子育てに関わるのではなく、社会全体で子どもの健全な成長を支えることが必要です。

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「高齢者はこうあるべき…」と決めつけてませんか?

高齢者に対してどのようなイメージを持っていますか。高齢であっても、働いたり地域活動等に参加したりする方も多く、ライフスタイルや価値観も様々です。高齢者に対する決めつけた考え方や接し方は、差別につながります。また、養護者や養介護施設従事者等による高齢者への身体的・精神的な虐待や高齢者の有する財産権の侵害などの問題も深刻化しています。加齢に伴う衰えは、誰もが避けることはできません。それにも関わらず、こうした高齢者を疎外したり、蔑視したりしていませんか。誰もが最後まで人としての尊厳を全うしたいと願っています。高齢者一人ひとりの生き方や考え方が尊重される家庭、地域、職場等を増やしていきましょう。

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共に生きるために…

障がい者を取り巻く問題については、「ノーマライゼーション」の考え方に基づき、様々な取組みが行われてきましたが、障がい者に対する誤解や偏見、理解のない行動など、未だ多くの課題が存在しています。障がいのある人が、ありのままで受け入れられ、不利益を受けることなく生活できる社会は、誰にとっても暮らしやすい社会であるはずです。このような社会の実現のためには、障がいのある人が日常生活や社会生活で受けている制限や制約をなくすために必要な変更及び調整(合理的配慮)を行ったり、障がいや障がい者のことを正しく理解し、日常的な触れ合いや交流を深めたりすることが大切です。

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同和問題(部落差別)の解決のためには…

同和問題とは、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分的差別により、今日においても、同和地区に生まれた又は住んでいるという理由だけで、根拠のない言い伝えや偏見によって差別され、全ての国民に保障されているはずの基本的人権が、完全には保障されていないという重大な人権問題のことです。現在もなお部落差別が残されているのは、同和問題について正しく学んでいないことが大きな要因です。同和問題の解決のためには、正しく理解・認識するとともに、世間体にとらわれることなく自分自身で考え、行動していく態度を養うことが必要です。

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多文化共生の地域づくりを目指して

国際化の進展に伴い、日本に在住あるいは訪問する外国人が増えていますが、就労差別や入居・入店拒否など日常生活において差別事例が発生しています。熊本県においても、在留外国人数は増加傾向にあり、観光やビジネスなども含め、諸外国との人的・物的交流の規模は今後も拡大していくと考えられます。外国人に対する偏見や差別は、異なる民族・国・地域・文化等について正しい理解がなされていないことや、伝統的な価値観を有する地域社会の中で、外国人や異文化に対して閉鎖的になっていることなどが要因だと考えられます。いろいろな国の人と交流し、歴史や文化の違いを知ることでお互いを一人の人間として認め合い、尊重し合う関係を築くことが大切です。

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水俣病について正しく学びましょう!

今なお、多くの人が健康被害に苦しんでいるだけでなく、「水俣」というだけで特別な目で見られ、熊本県外で水俣出身を語れないなど、水俣病被害者、あるいは水俣病発生地域に対する偏見や差別の問題が存在しています。こうした偏見や差別の解消のためには、水俣病について正しく理解するとともに、被害者の立場に立って考え、行動することが大切です。水俣病の問題は、被害者、あるいは水俣病発生地域だけの問題ではなく、科学技術や経済的豊かさの恩恵を受けてきた社会全体に関わる問題です。だからこそ、この問題を、自分自身の問題と受けとめ、命や健康、環境の大切さを日頃から深く認識するようにしましょう。

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同じ過ちを繰り返さないために…

ハンセン病問題については、国の隔離政策などによってつくり出された偏見や差別をなくすこと、ハンセン病回復者等への十分な医療や福祉を確保すること、さらには、地域社会から孤立することなく、安心して豊かな生活を営むことができるようになることなど、多くの課題が残っています。これら課題の解決のためには、ハンセン病問題を他人事としてではなく、自分自身のこととして受け止めながら、二度と同じ過ちを繰り返さないよう、ハンセン病について正しい知識を学び、偏見や差別を許さない心情や態度を身につけることが大切です。

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病気について正しく理解し、偏見や差別をなくしましょう

感染症については、まず、予防及び治療といった医学的な対応が不可欠であることは言うまでもありませんが、それとともに、患者や家族などに対する偏見や差別意識の解消など、人権尊重の視点も重要です。また、難病はその種類も多く様々な病気の特性があり、個人差があるため、一見して病気とわかる場合もあれば、外見上はあまり変化がなく、健康な人と変わらない場合もあります。そのため、病気に対する無理解や偏見により、心ない言葉をかけられるなどの差別を受けることがあります。だからこそ、病気について正しく理解し、こうした偏見や差別を払拭することが必要です。

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当事者の立場に立った支援が大切です

誰もが事件や事故に巻き込まれ、被害者やその家族の立場になる可能性があることを考えていますか? 被害者やその家族は、直接的な被害だけでなく、精神的な被害や治療費の支出などの経済的な被害を受けるほか、近隣住民等周囲の人々の言動や報道機関による取材及び報道により、二次的被害を受ける場合もあります。だからこそ、被害者の現状を理解し、被害者の心に寄り添い、被害者の視点で支えていくことが大切です。

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拉致問題の解決のために…

拉致問題は人間の尊厳、人権及び基本的自由に対する重大な侵害です。もしもあなたが…もしもあなたの家族が…ある日突然連れ去られ、故郷から遠く離れた国で救出を待ち続けているとしたら、あなたはどうしますか? 拉致被害者は、今なお全ての自由を奪われ、40年近くもの間北朝鮮に囚われたままの状態で、救出を待っています。そして、その救出のために活動されている家族が熊本県内にもおられます。私たち一人ひとりが拉致被害者やその家族の思いを受けとめ、この問題に関心をもち、考え、行動することが、全ての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現させる大きな力になります。

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画面の向こう側には…

情報化社会の進展に伴い、近年、インターネットは急速に普及してきました。インターネットは、国境を越えた自由なコミュニケーションが可能であること、膨大な量の情報を簡単に入手したり発信したりすることができることなどの利便性をもたらす一方で、差別書き込みや個人情報の不正な取り扱い、有害情報など、いわゆる「情報化の影」の部分も生じています。便利さの影でつい忘れてしまいがちですが、画面の向こうには、自分と同じ「人間」がいます。だからこそ、利用者一人ひとりが、インターネット上でも日常生活と同じように、ルールやマナーを守り、自他を大切にする人権意識を高め、行動することが大切です。

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<アイヌの人々の人権>

日常生活の中で使われることは少ないといっても、固有の言葉や文化を持つ人たちが日本には住んでいます。アイヌの人々の習慣や文化を尊重し、共に生きる社会を築いていくことは、世界の多くの民族や文化を尊重し、認め合える社会の実現につながります。

<ホームレスの人権>

ホームレスとして生活するようになった理由は様々であり、自ら望んでホームレスになっているわけではありません。偏見や固定的なイメージでホームレスを排除してしまうのではなく、この問題は誰もが関わりのある社会的な問題として捉えることが大切です。

<性同一性障がい・性的指向をめぐる人権>

性的少数者といわれる人たちは私たちの身近にいます。しかし、私たちはその存在にあまり気付かずに生活しているのではないでしょうか。それは当事者が自分のありのままを言えないことが理由にあげられます。当事者の問題ではなく、社会の問題と捉え、そのような性の多様性について正しく知り、尊重することが大切です。

<刑を終えて出所した人等の人権>

罪を犯した人がその償いを終え、再出発しようとするときに、周囲の偏見や差別意識がその道を閉ざしてしまうのは大変悲しいことです。刑を終えて出所した人等が円滑な生活を営むことができるようにするためには、本人の強い更生意欲と併せて、家族、職場、地域社会など周囲の人々の理解と協力が欠かせません。

<新たな人権課題>

パワハラ、セクハラ、マタハラ、モラハラなどの様々なハラスメントや、東日本大震災や熊本地震などの際に生じた、震災に起因する人権問題など、人権課題は様々あります。私たちは、正しい知識を身につけるとともに、これらの人権課題について自らの問題としてとらえ、具体的な行動につなげていくことが大切です。

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